プロジェクターの映像が昼間見えにくいとよく言われますが、
実際には、適切な設定や工夫で昼間でもプロジェクターの映像を楽しむことが可能です。
本記事では、昼間にプロジェクターの映像がどのように見え、壁の色がその視認性にどのように影響するかを検証してみました。
プロジェクターを購入しようと思っているけれど、昼間も使いたいという方々はぜひ参考にしてください。
また、動画で昼間と夜の違いを確認したい方はこちらの投稿をみてみてください。
目次
プロジェクターは昼間は見えない?
プロジェクターが昼間に見えづらいとされる理由は、主に外光の影響です。昼間は太陽の光が強く、室内でもその光が入り込んでくると、プロジェクターは光で映像を投影するため見えづらくなります。
しかし、プロジェクターを投影する位置を選んだり、カーテンを利用することで見えづらさは解消されます。
検証では、カーテンを利用したり、部屋の照明の有無など様々な環境でプロジェクターの映像を投影しました。
それでは、実際に検証してみた結果を見ていきましょう。
プロジェクターを昼間に使って検証!
実際に、プロジェクターを昼間に使って検証してみます。検証にはモバイルプロジェクターのCINEMAGEminiを使用しています。
今回は、プロジェクターの映像が一番映りやすい白い壁で検証してみました。
遮光カーテンやレースカーテン、電気がある状態などあらゆる状況で試してみた結果がこちらです。
画像左上の「電気なし、遮光カーテン」は、昼間でもはっきりと映像が映っています。それと比べて右下の「電気あり、カーテンなし」は映像が薄くなっていることが分かります。
このように、昼間の日当たりの良い部屋でプロジェクターを使いたい場合は、電気を消したりカーテンで日の光を遮ることで、より綺麗な映像を見ることができます。
プロジェクターは昼間だと見えないのか様々な壁の色で検証!
それでは、次に、様々な壁で昼間と夜にプロジェクターを使って映像を映してみた結果を見ていきましょう。
次の検証ではモバイルプロジェクターのCINEMAGE Proを使用しています。
レンガ模様の白い壁
模様があっても白は光をよく反射するため、昼でも綺麗に映っていることがわかります。夜はコントラスト比が高く、レンガ模様は気にならないほどはっきりと映っています。
グレーのロールカーテン
グレーのロールカーテンでは、昼間も夜も問題なく映像が映っていますが、白い壁と比較すると映像の色合いやコントラスト比に差が出ます。
木目のある茶色い壁
最後に、木目のある茶色い壁でも試してみました。想像以上にはっきりと映像が映ったので驚きましたが、白い壁やグレーのカーテンと比較すると、色に違いが出ていたり、コントラスト比が低い結果になりました。
2つの検証から分かったプロジェクターの映像が見えづらい要因。
本検証から、プロジェクターが昼間に見えづらい原因は、壁の色と外光の影響が大きいことが分かりました。合わせて、プロジェクターを投影する位置や遮光カーテンの有無などが重要だということも分かっていただけたのではないでしょうか。
ご自身の環境に応じて適切な対策を取ることが、プロジェクターを最大限活用する鍵となります。
また、プロジェクターを使ってみて昼間に見えづらいと感じた場合は、以下の点に気をつけることで対策してみてください。
- 日当たりの良い場所を避ける
- 遮光カーテンをつける
- 白い壁に投影する
これらの対策により、「昼間に見えない!」と感じていた方々も、プロジェクターの映像を昼間でも楽しむことができるはずです。
まとめ
本記事では、昼間にプロジェクターの映像がどのように見え、壁の色が視認性にどう影響するかを検証しました。
もちろんプロジェクターの解像度や明るさによっても違いが出ますが、基本的には外光を遮断したり、投影する場所を変えることで昼間でもプロジェクターの映像を楽しめるでしょう。
場所を取らないことや手入れの簡単さなどから、テレビからプロジェクターへ乗り換える人が増えています。テレビとプロジェクターの比較については以下の記事を参考にしてください。